【平塚G1・日本選手権競輪/決勝】古性優作が涙の初制覇
「心が折れそうになった」と弱音も
6日にG1「日本選手権競輪」の決勝戦が平塚競輪場で行われ、古性優作(大阪)が初制覇。9度目のG1制覇を決めた。
S級S班が3人進出したこともあり、大本命不在となった決勝戦。赤板で8佐々木悠葵(群馬)が踏み出し、先頭へ。最終1コーナーで6取鳥雄吾(岡山)が果敢に攻めるも、関東勢がブロック。すかさず2古性優作が内に切り込むと、5吉田拓矢(茨城)が番手捲りに切り替え。最後の直線、5吉田のマークに入る形になった古性が差し切った。
2車単は3番人気の2ー5930円。3連単は3番人気の2ー5ー32180円。
単騎ながらダービーを初制覇した古性は、レースに挑む際の気持ちを「毎日死に物狂いで練習してきた選手ばかりだと思うので、走る前は幸せだなと」と語りつつ、難しい判断を迫られたレースをこう振り返った。
「赤板は佐々木(悠葵)君(の判断)が上手かった。(自分は)判断が悪かった。(レースの組み立ては)難しかった。(内に切り込んだのは)何も考えていなくて、気づいたら(内側に)吸い込まれていった感じ。(最後の直線は)踏んでからは、後ろから来ないでくれと思いながら、踏んだ」
昨年7月に行われたG2「サマーナイトフェスティバル」で落車した際に、全治1か月の右肩鎖関節脱臼に。そこから苦しい時期が続いた。
「昨年は納得できるレースが1つもなくて、選手を続けても面白くないなと。心が折れそうになったが、(今回の優勝で)やってきて良かったなと思う。初日から近畿勢の流れが良くなかった。僕が流れを変えたいなと思ったが、(決勝戦は)最後の1人になってしまった。関東勢の勢いがあったが、(近畿勢が)1人でも優勝できて良かった。情けない時期も応援してくれてありがとうございます。これからも応援してもらえるように頑張ります」
苦しい時期を脱した安堵感からか、涙を見せながらファンに感謝の言葉を述べた。