大穴太郎! 坂田康季 50万6950円(直近の大穴レースを徹底分析)
不得意な短走路バンク、負け頃の典型的なパターン
坂田康季 28歳 佐賀 121期 S級2班
〈並び〉前から6塚本-4大塚の神奈川両者、9坂田-1坂本の九州両者、8上杉-3上田の中近両者、2嵯峨-7竹内-5中田の北日本ライン。
〈展開〉先に2嵯峨が上昇するが、6塚本が引かず、残り2周では6塚本の後位が2嵯峨に。その上を8上杉-3上田で叩くと、中近コンビの後ろは6塚本-4大塚に戻って、2嵯峨は5番手に。打鐘で8番手に置かれた9坂田が最終ホームでスピードよく発進し、3コーナーで捲り切った。3番手の6塚本、2嵯峨が9坂田を追いかける形で捲ると、2センターでは前を行く3上田、6塚本、2嵯峨が重なり、内の3上田のブロックで6塚本、2嵯峨が外に飛ばされ、2嵯峨は落車。その空いた内を4大塚、5中田がすり抜けた。1着9坂田、2着4大塚、3着5中田で3連単は945は385番人気の50万6950円の特大配当になった。
〈分析〉競走得点では109点の2嵯峨と106点の7竹内が他を圧倒していた。27の2車単は210円、72は470円、3連単275は460円と総被りだった。2嵯峨はGⅢも含めた5場所で決勝進出し、前3場所に限っては9走で着外1回だけという抜群の成績を誇り、絶好調だった。人気が被るのも当然だった。
しかし、気になるデータがあった。小田原は過去5年間で7走しているが、2着、3着1回、着外5回と苦手にしているバンク。一方、よくあるケースでは好調だけど、穴狙いのファンなら「いつ負けるか」という心理がちょうど働くタイミングだった。しかも、2嵯峨は捲りも得意な自在に近いタイプで、8上杉、9坂田のような自力の逃げタイプではない。展開的には8上杉か9坂田が逃げて2嵯峨が中段以下というのがまともな読み筋だろう。
もっとも、これが直線の長いバンクなら巻き返す可能性があるが、小田原は直線が短い名うての逃げ有利な小回りバンク。9坂田は捲りになったのは結果論で、いずれにしても行ったもん勝ち、逃げるが勝ちの選手からが狙い目だ。穴を狙うなら9坂田か8上杉の絡み、競走得点で100点の9坂田か94点の8上杉のどっちにするかは好みになるが、多くは9坂田だろう。しかも、9坂田をマークするのは九州のベテランの1坂本だ。やはり9坂田の方からが狙いやすい。
こういう場合、1坂本からの差し目は買ってもいいが、広げる必要はない。19から3点くらい。それよりも9坂田からなら万券以下はスジなどの4点だけ、何を買ってもビッグな配当になる。余裕があるなら思い切って1着9坂田、2着、3着は全-全というのも選択肢だ。
このバンクが不得意、負け頃の2つのポイントにまんまとハマッた2嵯峨を見切れば、ありつけない車券ではなかった。