大穴太郎! (直近の大穴レースを徹底分析) 室井蓮太朗 13万2780円
選手のモチベーション、脚質を吟味する!
室井蓮太朗 25歳 徳島 121期 S級2班
〈並び〉前から9根田-1渡邉の南関両者、7中釜-4岡崎の大阪両者、3室井-6久田の徳島両者に5松浦がつけ中四国ライン、2新山-8河村の即席コンビ。
〈展開〉先に3室井が踏み出し、残り2周で2新山が叩いた。この時に3室井は2番手の8河村まで出させず2新山に飛びつき、打鐘過ぎに8河村を飛ばした。前は2新山に3室井-6久田-5松浦になり、7中釜の捲りは5松浦にブロックされて不発、9根田のバックからの捲りは届かず、ゴールは新山、マークして流れ込んだ3室井、6久田の順。3連単236は257番人気の13万2780円。
〈分析〉通常、取り上げるのは1着選手だが、敢えて室井にしたのは翌日の新聞などでも大穴の立役者として室井をフューチャーしていたため。
2車単は南関両者の1=9で売れていたが、被ってはおらず、割れていた。一因は中四国は松浦が3番手を回る並びだったこと。周長333メートルの小回りバンクで直線が短い富山バンクで3番手回りから突き抜けるのは松浦といえども厳しい。そのため、このところ積極的で好調な根田の南関筋から売れた。
基本的なポイントから。33バンクは400メートルのバンクに比べて、先行選手が連に絡む確率が高い。この日も1着が追込みのレースは1レースだけだった。つまり自力、自在の選手を買うのが基本。このレースでラインの先頭を走るのは新山、室井、中釜、根田の4人。1着はこの4人からという理屈が成り立つ。
もっとも、競走得点では新山、中釜、根田の3人が110点超で拮抗し、確率的には、この3人に絞っていい。実際、1着は果敢に逃げた新山だった。
では、2着はどうか。普通、逃げ争いのパターンではお互いが潰れるケースはあるものの、踏み出すタイミング、ダッシュ勝負の短走路ではマークする選手が離れて、逃げ争いをしていた選手のどちらかが2番手にスポッとハマるケースが多々見られる。このパターンを考えて2着に自力、自在の選手を外さないこと。この理屈なら室井も対象になる。
そしてここからがこのレースのテーマだ。室井の状況、持つベーションなどを考える必要がある。室井は地元地区開催だった7月、高知のGⅡサマーナイトフェスティバルで初ビッグ出場を果たした。しかし、2走目に失格でお帰りになった。富山は2度目のGⅡであり、リベンジマッチ。さらに、だ。8月の松山、GⅠオールスター競輪では徳島の犬伏湧也がGⅠ初タイトルを獲得している。こういう流れでは同地区の選手のやる気は自ずとアップするもの。
ここではラインの先頭を走ることになったが、そもそも先行主体ではなく、近況の勝利はほとんどが捲りで自在の選手。このレースもハナを切るレースは考えていなかったと思われる。メンバー的には33バンクだからこそ、新山が逃げたいことはわかっているし、新山をマークする格下の河村なら捌けると思っても不思議ではない。双子の兄弟の父の室井健一も叔父の竜二も典型的な横に強い追込み、マーカー。蓮太朗にもそのDNAは受け継がれている可能性大。
このレースは1着279は買えるし、大穴狙いなら2着に3を加える選択肢はあり。問題は室井をマークする久田を飼うことができるかどうかだったと思う。