競輪つれづれ(あの日の競輪)武田豊樹
2026年6月18日 14:23
(c)共同通信社
長渕剛がバンク内で歌った伝説的な大会で優勝
武田豊樹 52歳 茨城 88期 S級2班
14年のKEIRINグランプリ(以降、GP)は初めて関西で行われた。箱根を越えたと言われた舞台はGⅠ高松宮記念杯の会場の岸和田競輪場。この時はビッグイベントが企画され、競輪界始まって以来といっていいほど、世間の注目を集める大会になった。長渕剛が競輪のCMソング「走る」を作り、GPの記者会見で歌い、開催中に、長渕が岸和田バンクのステージで熱唱するという前代未聞の試みに、競輪界のみならず、大いに盛り上がった。
この大会は昨年、引退した平原康多、武田豊樹、神山雄一郎の関東勢、村上義弘、村上博幸、稲川翔の近畿勢の対決模様。関東の結束は堅く、平原につけた武田が捲って初の栄冠に輝いた。武田は同年9月のオールスター競輪で5度目のGⅠ制覇を達成し、もっとも脂が乗っている時期だった。2着博幸、3着義弘で3連単は1万9280円。意外についたと思ったように記憶している。
初の関西開催。関係者は近畿勢優勝を願ったはずだが、終わってみれば、箱根の壁は厚かったということだろうか。
実はGPの翌日は、横山やすしの長男・木村一八の連載のための取材があった。場所は大阪・摂津のファミレス。昼頃から夕方まで4時間あまり。ナマ長渕、やっさんの息子の長時間のインタビューと、とてもハードな年の瀬だった。(峯田淳)
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