【岐阜GⅢ・長良川鵜飼カップ】山口拳矢が地元記念初制覇
「地元での優勝はこんなに嬉しいんだなって」
9月29日にGⅢ長良川鵜飼カップの決勝戦が行われ、山口拳矢(岐阜)が地元記念を初制覇した。
3連勝で勝ち上がった松浦悠士(広島)が支持を集めた決勝戦。猿樂楓樹(岡山)が早い仕掛けで主導権を握り、レースをリード。最終ホームで山崎賢人(長崎)が発進するも、猿樂に合わせられてしまい不発。すかさず最終バックで山口が踏み出すと、一気に捲り切った。
2車単は3番人気の1ー21070円。3連単は62番人気の1ー2ー41万6000円。
地元で共同通信社杯制覇も「地元の重みをまだ感じていなかった」
2021年に岐阜で開催されたGⅡ共同通信社杯競輪で優勝しているものの、意外にも地元記念は初優勝となった山口。
「共同(通信社杯)を獲った時は(コロナ禍で)無観客だったし、デビュー2年目ということもあって、地元の重みをまだ感じていなかった。(今回観客の前で優勝して)地元での優勝はこんなに嬉しいんだなって思いました」
いつもの飄々とした印象とは一転、喜びを爆発させた。地元の若きエースとしての責任感も増したようだ。
「(予選では)不慣れながら、番手を回らせてもらった。決勝戦に自分と(志智)俊夫さんしか上がれなかったのは、自分の技術不足。自分のミスなので、優勝しか考えていなかった。(レースの組み立ては)良い並びになった。みんな脚を使っていたので、松浦(悠士)さんの横を素通りできれば、優勝できるかなと。地元記念は大人数乗った方が盛り上がるので、もっと頑張っていきたい」
今年30代に突入したが、同級生の選手たちに刺激を受けているようだ。
「同級生の犬伏(湧也)君や吉田(拓矢)君たちが頑張っているので、自分も頑張らないという気持ちが大きくなっている。中部もグレードレースに出られる駒が揃ってきたので、切磋琢磨して、みんなでタイトルを狙いに行けたら」
デビューから479日という史上最速でGⅡを制覇。2024年にはS級S班に昇格したものの、赤パンのプレッシャーからか苦戦する日々が続き、1年でS班から陥落した山口。今回の地元記念制覇は復活の狼煙となるか?